「SL人吉」、2024年3月で運行終了 牽引機「58654号機」老朽化、メンテナンス困難に

JR九州は、観光列車「SL人吉」の運行を2024年3月で終了すると発表した。車齢100年を迎える牽引機「58654号機」の老朽化が著しく、部品の調達や技術者の確保が難しくなったためとしている。

58654号機は1922年11月18日に日立製作所で落成。浦上機関区、若松機関区、人吉機関区に配属され九州地方で活躍し、1975年に引退。その後は静態保存されていたが、1988年8月に「SLあそBOY」として復活した。

11月18日には58654号機が誕生から100年を迎えることを記念して、熊本〜八代駅間で「SL人吉58654号機百歳号」を運行する。指定席は10月25日午前10時から一般発売する。

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