ベンゼマ生んだ番号!「レアル・マドリーの9番、最高から最悪の8名」

先日、2022年度のバロンドールを獲得したカリム・ベンゼマ。昨年からの活躍といえば、もはや誰も並び立つものがいないほどである。

彼が着用しているのがレアル・マドリーの「9番」。1992年以降8名の選手がこれを使ってきた。そのランキングを『Planet Football』からご紹介する。

8位:ロベルト・ソルダード

レアル・マドリーのアカデミーで活躍し、2007年にオサスナへのローン移籍で成功を収めた。そして復帰した後に9番のユニフォームを手渡され、次なるエース候補としての期待を感じさせた。

チームは2007-08シーズンにリーガで優勝を果たしたものの、ソルダードはわずか5試合の出場でノーゴールとなり、それからヘタフェへと400万ユーロで売却されてしまった。

ただその後ヘタフェとバレンシアでは毎年のように二桁ゴールを決める活躍を見せ、リーガ屈指のストライカーに成長している。

7位:ハビエル・サビオラ

レアル・マドリーでの最初のシーズンは18番のユニフォームを着用していた「コネホ」ことハビエル・サビオラ。2008-09シーズン開幕前にソルダードの9番を受け継ぐことになった。

ただ12試合の出場で2ゴールとなかなか結果にはつながらず、レギュラーを確保するまでには至らなかった。そしてこのシーズンの終了後にベンフィカへと移籍していった。

6位:ダヴォール・シューケル

1996年にセビージャから加入したクロアチア代表の名ウインガー、ダヴォール・シューケル。サンティアゴ・ベルナベウではラウール・ゴンサレスやプレドラグ・ミヤトヴィッチとともに強烈な攻撃陣を形成した。

レアル・マドリーでの3シーズンで109試合に出場して49ゴールと活躍し、リーガとチャンピオンズリーグ優勝にも貢献。1998年のフランスW杯でも得点王を獲得し、この世代で最も優れたストライカーでもあった。

彼が6位という事実はレアル・マドリーの9番がどれだけ優れた選手に与えられてきたかと表している。

5位:フェルナンド・モリエンテス

レアル・マドリーの生え抜き選手であるフェルナンド・モリエンテスが9番を手渡されたのは、1999-2000シーズンのスタートからだ。そしてその初年度では全公式戦で19ゴールを決めており、重要な試合でも結果を残した。

そしてそれからの3シーズンで2回のリーガ優勝、そして1回のチャンピオンズリーグ優勝を経験。ラウール・ゴンサレスの相棒として見事なパートナーシップを見せた。

その後ロナウドが加入したことによって出場機会を減らしてしまったため、モナコへのローン移籍を経てリヴァプールへと去っている。

4位:クリスティアーノ・ロナウド

クリスティアーノ・ロナウドがこの位置にいるというのは、もちろん9番を着用していた時期が短いからという1点に置いてのみ説明できるものだ。

彼は7番を好んでいるが、2009-10シーズンにはあのラウール・ゴンサレスが使っていたため空いておらず、彼は9番を着用。そして35試合に出場して33ゴールを決めている。

ラウール・ゴンサレスが2010年に退団すると、クリスティアーノ・ロナウドは7番を受け継ぐことになった。

3位:ロナウド

そして「フェノメノ」怪物元祖ロナウドもレアル・マドリーの9番を着用して活躍を見せた選手の一人だ。ただ、加入直後に最も輝いていた時には、意外にも11番を着用していたことはあまり知られていない。

彼がレアル・マドリーでプレーしていたのは4シーズンで、全公式戦で133試合に出場して74ゴール。怪我と体重の問題がなければより活躍できたはずであるが…。

ロナウドのピークはレアル・マドリーに来る前、あるいは加入してからの初年度だったといえるが、それでもこの結果。そのプレーも非常に印象的なものだった。

2位:イバン・サモラーノ

インテルでは「1+8」番を着用していたほど、9番に強いこだわりを持っているイバン・サモラーノ。1992年にレアル・マドリーへと加入し、ウーゴ・サンチェスの後任として迎えられた。

その期待を裏切らなかったチリ代表のエースは、173試合に出場して101ゴールを奪取。1994-95シーズンには5年ぶりのリーガタイトル獲得に貢献し、ファンに愛される存在となった。

1位:カリム・ベンゼマ

クリスティアーノ・ロナウドが9番を手放した2010年夏、それを手にすることができたのはカリム・ベンゼマであった。それから12年、彼は今もクラブにとって不可欠な存在となっている。

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レアル・マドリーでは15年間で600試合以上に出場し、300ゴール以上を奪取。しかもその時間の大半はクリスティアーノ・ロナウドのサポートを行っており、それを全うしながらの記録である。

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