兵庫・大阪で立ち寄ってほしい!女性店主が腕を振るう「人気うどん店」3軒

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今回は関西を訪れたら、ぜひ立ち寄ってほしい女性店主のお店を3軒紹介させて頂きます。

1.【兵庫県伊丹市】釜揚げうどん 千舟屋

2.【兵庫県尼崎市】うどん工房 悠々

3.【大阪府東大阪市】釜揚げうどん みやび

1.【兵庫県伊丹市】行列必至の『釜揚げうどん 千舟屋』で、名物の「鶏の唐揚げ」と「ぶっかけうどん」を

『釜揚げうどん 千舟屋』は、 50年ほど前にご両親が始めた食堂を、現在の店主がうどん店にリニューアルされています。

地元に根付き、愛されているうどん屋さんです。

2014年に移転され、現在は阪急伊丹駅から徒歩6分ほどの場所でお店を構えています。

移転されてからも老若男女を問わず、多くのお客さんで賑わっています。

ひとつひとつの料理に込められた女将さんの愛情が、多くのお客さんを引き寄せる魅力になっているのではないかと思います。

「ぶっかけうどん」と「鶏の唐揚げ」を組合わて食べてほしい。

『千舟屋』さんでは、かしわ天をトッピングした「かしわ天玉ぶっかけ」という定番メニューはありますが、唐揚げをトッピングしたうどんのメニューはひとつもありません。

女将さんが色々と考え、あえて唐揚げをトッピングされていないものとお察します。

でも、一度で良いから千舟屋名物の「鶏の唐揚げ」をうどんに載せて食べてみたいと思い、今回は掟破りですが「鶏の唐揚げ」と「半熟卵天」、「ぶっかけうどん(冷)」を組合せて頂きました。

千舟屋さんの店内は出入口扉側にカウンター席、奥にテーブル席が用意されています。

開店前の行列を予想して20分ほど前にお店へ到着していましので、何とか1番手で入店する事が出来ました。

注文の方は、店頭で開店を待っている間にスタッフが取りに来て下さいます。

ですから席に座ってから5分ほどで料理が運ばれてきました。

まずは麺から頂きましょう。

艶感のある麺はムッチリして、グッと噛んでも噛み切れず、押し返されます。

この食感はとてもクセになる。

ぶっかけ出汁は関西風で、出汁の旨味が効いています。

麺を口に入れた時、この出汁の香りが広がります。

「鶏の唐揚げ」3個と「半熟卵天」を「ぶっかけうどん」に載せます。

なかなかのビジュアルになります。

ひとくちサイズの唐揚げは、カリっと香ばしい食感。

噛むと肉汁がジュワ〜と溢れ出ます。

塩味が良い加減に効いていて、鶏肉の味を引き立てていました。

「半熟卵天」は割ると中から黄身がとろ〜り。

濃厚な黄身の味が麺を包み込みます。

大根おろし、生姜などの薬味も用意されていますので、お好みで加えて味変を楽しむのもありだと思います。

掟破りかも知れませんが、ある意味裏メニューな「鶏の唐揚げと半熟卵天のぶっかけ」を、皆様にも味わってほしいと思います。

千舟屋(ちぶねや)

〒664-0851 兵庫県伊丹市中央5丁目2−18

2.【兵庫県尼崎市】店主のセンスが光る『うどん工房 悠々』の「鯛ちくわ天と半熟玉子天ぶっかけ」

兵庫県尼崎市にある『うどん工房 悠々』は、女将さんが父親のお店を継いで2011年に開業。

ご尊父が店主だった頃の店名は『鳴門』、「灰わかめうどん」が名物だったそうです。

その鳴門さんですが、2009年あたりからお客さんが少なくなり、その光景を見ていた女将さんが、もう一度活気のあるお店に戻したいという思いから、複数のうどん屋さんで修業され、そしてお店をリニューアルして『うどん工房 悠々』を始められました。

それまではあまり無かった、女性の目線でプロデュースされたお店です。

女将さんの努力の甲斐あって、お店はかつての賑わいを取り戻します。

現在は姉妹店『米と天ぷら 悠々』を2017年に開業。

一度は食べてほしいメニュー「鯛ちくわ天と半熟玉子天ぶっかけ」

野菜ソムリエの資格を持つ女将さん。

当然の事ながら、野菜を使ったメニューに定評があります。

ただ、女将さんのセンスが光るのは野菜だけでありません。

野菜以外のメニューにも、素材や味のセンスが光っています。

そこでおすすめしたいのが「鯛ちくわ天と半熟玉子天ぶっかけ」。

鯛ちくわ天をひとくち食べると、間違いなく、このメニューの虜になります。

こちらのお店は阪急塚口駅から徒歩3分ほど。

駅前ビル『SunSunTown』内に店舗を構えています。

店内はカウンター席が中心の造りとなっています。

照明が明るく、お客さんを迎え入れる女将さんの笑顔もまた明るい。

女性おひとりでも気軽に入る事の出来るお店です。

と言うよりも、女性のお客さんの方が多く入られているお店です。

席に着くと、お水と一緒にパイン酢がウエルカムドリンクとして運ばれてきます。

このドリンクには、パイナップル、お酢、氷砂糖が使われています。

スッキリとしてとても飲みやすいです。

また、このドリンクを食前に頂くことで疲労回復や、内臓脂肪の減少、血圧や血糖値の上昇を抑えるといわれているそうです。

思いやりのあるサービスですね。

しばらく待って注文した「鯛ちくわ天と半熟玉子天ぶっかけ(冷)」が運ばれてきました。

まずは麺を頂きます。

コシのしっかりとした麺は、まるでお餅を食べているような食感。

麺の旨味、甘味が抜群です。

濃いめのぶっかけ出汁が、麺の美味しさを更に引き立てていました。

トッピングされているワカメも肉厚で、歯応えと風味が良かったです。

鯛ちくわ天は蒲鉾を食べているかのような弾力感。

そして旨味がギュッと詰まっています。

衣のサクサク感も良く、食べ終えた瞬間に、また食べたくなるような美味しさでした。

半熟玉子天はやはり黄身の味が濃厚で、うどんによく合っていました。

悠々さんの「鯛ちくわ天と半熟玉子天ぶっかけ」、素材へのこだわり、味へのこだわりを感じる逸品です。

皆様にも一度食べて頂きたいメニューです。

うどん工房 悠々

〒661-0012 兵庫県尼崎市南塚口町2丁目1−2

3.【大阪府東大阪市】唯一無二の麺が味わえる『釜揚げうどん みやび』で「釜たま」にお肉をトッピング

大阪府東大阪市の『釜揚げうどん みやび』は2019年創業のお店です。

愛媛県のうどん店に勤められていた女将さんが、たったひとりで切り盛りされているセルフうどん店です。

まだ若いお店ですが、クオリティーの高いうどんを提供されています。

価格がリーズナブルなのも良い。

圧力釜で茹でられた麺は、みやびさんでしか味わえない麺です。

”この麺を味わうためなら遠くからでも訪ねたい”

そう思わせてくれます。

「釜たま」にお肉をトッピング!「肉釜たま」が驚きの旨さ!

注文を受けてから圧力釜で麺を茹で始めるので、いつも茹で立て茹で上がりの美味しい麺を頂けます。

中でも「釜あげ」と「釜たま」はおすすめのメニューです。

特に「釜たま」をベースにしたメニュー「釜バター」や「釜たま明太」など、こちらのお店では評判が高いです。

今回私が頂いた「肉釜たま」はメニュー表には載っていません。

ですが「釜たま」とお肉はとても合います。

ですから今回はあえて「釜たま」にお肉をトッピングして頂く事にしました。

店内はテーブル席のみで、現在はコロナ対策で席数を減らしているようです。

通常はテーブル席4卓と、奥に小上がりの掘りごたつ風テーブルが2卓あります。

セルフカウンターの上にはおでん、天ぷらが用意されています。

おでんはセルフ、天ぷらは注文すると女将さんがお皿へ盛って下さいます。

ネギなどの薬味もセルフカウンターの上に用意されています。

うどんの注文は、席に着いてからでも大丈夫です。

出来上がると、カウンター越しに女将さんが声を掛けて下さいます。

声を掛けられたらセルフカウンターで品物を受け取って下さい。

料金は後払いです。

私が今回注文したのは「釜たま」の大盛(2玉)とお肉のトッピングです。

上の画像を撮影後、すぐに麺と卵を混ぜました。

麺が熱いほど、卵が絡みやすいので、品物を受け取ったらすぐに混ぜるようにして下さいね。

良い具合に麺と卵が絡みました。

その麺を頂きますと、伸び良くモチモチ感も抜群です!

噛んだ時のグニュムニュとした食感も心地よい。

この食感はこのお店ならではです。

他で味わった事のない食感です。

卵の風味もとても良く、専用の醤油をかけるとさらに香りと深味が増します。

お肉は甘く、口に入れると旨味が広がります。

麺に絡んだ卵の風味と、このお肉の甘さが良く合っていました。

テーブルの上にブラックペッパーが置かれていたので、少し味変してみました。

「釜たま」のマイルドな味わいに、このブラックペッパーの辛さが良いアクセントとなります。

カルボナーラ風に頂けるのが嬉しいですね。

『千舟屋』さんに続き、こちらもある意味裏メニューな「肉釜たま」でした。

皆様も是非味わってみて下さい。

釜揚げうどん みやび

〒577-0816 大阪府東大阪市友井3丁目6−2

関西にはこの3軒以外にも頑張っておられる女性店主がいます。

今後も女性店主のうどん屋さんを紹介していきたいと思います。

尚、掲載順序は訪問順です。

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ブログ:https://blog.goo.ne.jp/sasuraieigabito

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*この記事は2022年10月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:放浪うどん人

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