25日午前11時5分ごろ、川崎市川崎区宮本町で建設中の市役所新本庁舎から黒煙が出ていると、市消防局職員から通報があった。断熱材が燃えたが、けが人はなかった。川崎署が出火原因を調べている。
新本庁舎は地下2階、地上25階。現在は、25階まで構造体や外壁がほぼ出来上がり、来年6月末以降の完成を目指している。工期への影響について、市の担当者は「詳細を調査中だが、それほど大きな影響はない」としている。
市や署などによると、作業員が天井の鋼板を切断していたところ、鋼板の上にあった断熱材から出火したとみられる。当時は作業員約720人がいたが、全員避難して無事だった。