「星野リゾート リゾナーレ那須」は大人と子供それぞれの時間を楽しめる
子連れ旅行では子供の世話に追われて、ゆっくり食事を楽しめないというお悩みをお持ちのパパやママは多いのではないでしょうか。
今回、日本初のアグリツーリズモリゾート「星野リゾート リゾナーレ那須」に一泊二日の家族旅行(子供は5歳・1歳の男児)に行ってきたのですが、夕食は大人と子供別々に楽しみ、非常に満足度の高い時間を過ごすことができました。
後編では、メインダイニング「OTTO SETTE NASU(オットセッテナス)」のメニューとワインとのマリアージュ、ナーサリーサービスについて、彩り豊かな野菜が楽しめるレストラン「SHAKI SHAKI」の朝食、コロナ禍で生まれた「牧場を救うミルクジャムフラッペ」についてご紹介いたします。
前編:「リゾナーレ那須は旅育にぴったり!稲刈り体験や森遊び、石窯ピッツァづくりなどアクティビティをレポート」
旅育ポイントも!子供の成長を感じたナーサリーサービス
リゾナーレ那須のメインダイニング「OTTO SETTE NASU(オットセッテナス)」では、OTTO SETTE NASU利用者限定で無料で子供を預かってもらえるナーサリーサービスがあります。
*対象は1歳0カ月~未就学(6歳)まで。最長2時間30分(+受付15分)
子供用には離乳食やハンバーグカレーなどキッズメニューが用意されていて、ナーサリー利用中に食べさせてくださるので、子供の食事の心配もなし!
おかげで夫婦2人で心ゆくまでディナーを満喫できました。
旅先での子供の食事の世話が負担でなかなか旅行に行けないという話も聞きますが、このようなサービスがあると子連れ旅のハードルも下がりますよね。
さらにナーサリー会場は前編でご紹介したアクティビティ施設「POKO POKO」なので、食事の前後には遊具や絵本、お絵かきなど遊び放題。
最初は離れるのを寂しがっていた長男も、迎えに行った時には「もっと遊んでいたかったのに」と、ナーサリーの時間を満喫していた様子。
次男も一回もぐずらず食事も完食したそうで、楽しくて興奮している様子でした。
このように旅先で親から離れ子供だけの時間を過ごすことも、実は旅育ポイントの1つ。
個人的にはCAの経験からもこれはとても大切なことだと思っていて、初対面のホテルスタッフの方々と一緒に過ごすことで、子供のコミュニケーション力の向上や自信にも繋がると考えています。
「OTTO SETTE NASU(オットセッテナス)」のメニューとワインとのマリアージュ
森の中にたたずむオットセッテ那須は、とても大人な雰囲気で、つい先ほどまで子供たちと一緒に童心に返って森の中で遊んでいたのが嘘のよう。
この振れ幅の大きさがさすがリゾナーレです。
オットセッテ那須では、那須と気候が似ているイタリアのトスカーナ州の郷土料理をベースに、イタリア料理をフルコース仕立てで楽しむことができます。
素材は、那須や栃木産の旬の野菜が中心に使用されていて、リゾナーレ那須のアグリガーデンで栽培された野菜やハーブも、収穫量に応じて使用されるのだそう。
ドリンクは、それぞれの料理と相性の良いワインを提供してくれるマリアージュが圧倒的におすすめ!
ワインの数や量は調整していただけるので、あまりお酒が強くないという方でも楽しむことができます。
私たちもワインの種類を半分に、量も少なめにしていただきました。
まずはイタリアトスカーナ産のスパークリングワインで乾杯!
彩り豊かな小さな前菜
宝箱のように飾られた前菜は、食べてしまうのがもったいない可愛さ。
多種多様な素材と合うさっぱりとした味わいのイタリア産の白ワイン「ORI」と一緒にいただきました。
農園のピンツィモーニオ
地域の生産者たちが丹精込めて育て上げた野菜は、それだけで主役になる存在感!
ノーザンルビーやシャドークイーンという種類のじゃがいもや、赤皮かぼちゃやバターナッツと呼ばれるひょうたん型のかぼちゃなど、日頃スーパーでは見かけない珍しい野菜が並び、1つ1つ大切に味わっていると、味覚が研ぎ澄まされていくように感じました。
茸のズッパ
目の前でトリュフを削って仕上げる茸のスープ。
笠間焼の器に季節を感じる柿の葉が添えられています。
茸やトリュフの奥深い香りととても相性が良いイタリア産の赤ワインと共にいただきます。
猪パンチェッタと赤玉ねぎのタリアテッレ
猪パンチェッタは全く臭みがなくびっくりしました。
こちらも赤ワインとよく合います。
ハーブ香る岩魚の蒸し焼き
上に乗っている葉はバジルと大葉。最後に熱したオイルをかけて仕上げます。
その下に隠れているのがイワナの蒸し焼きなのですが、これがぷりっぷりで感動!
夫と2人、「魚じゃないみたいだね」と感動しっぱなしでした。
大葉やバジルの組み合わせも個人的に大ヒットでした。
シンプルな味付けを引き立ててくれるイタリア、トスカーナ産の白ワインとの相性もバッチリでした。
牛肉のアロースト
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炭火の香ばしさとじっくり調理された牛肉の味わいで、味覚も嗅覚も大満足の牛肉のアローストは、力強いイタリア産の赤ワインと共に。
どのマリアージュも甲乙つけがたいくらい本当に感動したのですが、炭火の香りと赤ワインのマリアージュは締めにふさわしいインパクトがありました。
苺とヨーグルトのプリモドルチェ
デザートは2種類。
苺とヨーグルトムースの優しい甘みが、メインディッシュの後の口の中をさっぱりと癒してくれます。
葡萄と焼き栗のセミフレッド
セミフレッドとは、イタリアのデザートで、半解凍状態のアイスケーキのようなもの。
季節を感じる2種類の葡萄が添えられています。
そしてサプライズでバースデープレートまで用意してくださいました。
一週間後に誕生日を控えていたのですが、特に伝えていなかったのでどうして分かったのかなと思って尋ねたところ、受付時に記載した生年月日で気づいてくださったのだそう。
さすがのサービスクオリティです。
次のページ:子供もサラダを完食!新鮮野菜が美味しい「SHAKI SHAKI」の朝食と「牧場を救うミルクジャムフラッペ」
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子供もサラダを完食!新鮮野菜が美味しいレストラン「SHAKI SHAKI」
朝食はビュッフェレストラン「SHAKI SHAKI」でいただきました。
おすすめは何といっても種類豊富な新鮮な野菜たち。
野菜不足に陥りがちな旅先で、こんなにたくさんの野菜を摂れるなんて、嬉しいですよね。
添えられていたたまねぎドレッシングや人参ドレッシング、胡麻ドレッシングも美味しくて、子供たちも喜んでいました。
キッズプレートもオーダーすることができます。
普段は生野菜サラダを嫌がる長男が、グリーンサラダはペロリと完食していたのに驚きました。
また、栃木県那須町、「森林ノ牧場」の牛乳にも注目です。
日本の乳牛のわずか0.6%しか飼育されていないというジャージー牛。そんな希少なジャージー牛の生乳は、さらっとした搾りたてに近い風味ながら、ジャージー牛乳ならではのコクと甘みも感じられて、子供たちもおかわりをして飲んでいました。
コロナ禍のフードロス対策から生まれた「牧場を救うミルクジャムフラッペ」
そしてリゾナーレ那須でぜひ一度味わっていただきたいのが、こちらの「牧場を救うミルクジャムフラッペ」。
コロナ禍で行き場を失っていた「森林ノ牧場」の牛乳を使用して、2022年4月から、リゾナーレ那須ではより賞味期限が長いミルクジャムを製造することで、新たなフードロスへの取り組みをされてきました。
そして7月からはさらにこのミルクジャムを使用した「牧場を救うミルクジャムフラッペ」が登場!
ミルクジャムとミルクプリン、紅茶、牛乳のバランスが絶妙でくどすぎないので、飽きることなく一気に飲みたくなってしまいます。
トッピングには生クリームとミルクジャムと牛型クッキー、ローズマリーが添えられていて、生クリームを溶かしながら飲むとさらに濃厚な味わいに。
子供たちも喜ぶこと間違いなしの、ジャージー牛乳ならではのコクと優しい甘みを生かしたスイーツです。
リゾナーレ那須で大人も子供も満足度の高い滞在を!
前編・後編とお届けしてきました「星野リゾート リゾナーレ那須」の一泊二日旅行記。
子供の旅育に繋がる自然体験が充実していることはもちろん、大自然の中で大人もリフレッシュでき、大人だけの時間も楽しめるのが大変魅力的で、大人も子供も非常に満足度の高い滞在が楽しめました。
家に帰ってからも、ゲームをクリアしたプレゼントでいただいたオリジナルバッジや、稲刈りの時間に作ったブーケを見ながら、思い出を語り合っています。
リゾナーレがおすすめする「旅育」4つのポイントとして挙げられている
・家族全員で家族旅行の計画を立てる
・旅先では子供が1人で過ごせる時間を作る
・その土地ならではの体験で、子供の関心の芽を育む
・旅を思い出にして語り合う
これらのポイントが自然に満たされるリゾナーレ那須。
季節ごとの自然の美しさやその季節しかできないアクティビティが楽しめますので、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。
星野リゾート リゾナーレ那須