
【ワシントン、キーウ共同】ロイター通信は25日、米国がウクライナに対し旧式の地対空ミサイル「ホーク」の供与を検討していると報じた。複数の米当局者の話として伝えた。これまで提供してきた携帯型地対空ミサイル「スティンガー」よりも長射程で、ロシア軍によるイラン製とみられる無人機(ドローン)や巡航ミサイルを使った攻撃に対抗する狙い。
ホークは、米軍が運用する地対空ミサイル「パトリオット」の前の世代の装備で、ベトナム戦争期の技術が使われている。長期間保管されたままだったため、発射装置が正常に作動するか試す必要があり、まずミサイルのみをウクライナに送る見込み。