観光列車・さくびさくら運行延長 津山沿線誘客へ23年3月末まで

運行が延長された観光列車「SAKU美SAKU楽」

 JR西日本と岡山県などが9月末まで展開した観光企画「岡山デスティネーションキャンペーン(DC)」で導入された観光列車「SAKU美(さくび)SAKU楽(さくら)」の運行が来年3月末まで延長され、年末年始を除く土日祝日に津山線岡山―津山間を走行している。

 国鉄時代の1980年に製造されたディーゼル車両・キハ40系気動車を改装した「SAKU美SAKU楽」は1両編成で、定員は44人。運賃は中学生以上1700円、小学生以下840円。

 予約すれば、県産食材を使った弁当やスイーツも楽しめる。食事込みの料金は、中学生以上5200~6千円、小学生以下4340~5140円。同線沿線への誘客に向け、延長を決めた。

 車内にアート作品を飾る観光列車「ラ・マル・ド・ボァ」(2両編成、定員51人)は、現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」の秋会期(11月6日まで)に合わせ、10月の土日に宇野みなと線(宇野線)岡山―宇野間を結ぶなど、4方面で運行している。来年3月末まで。料金は中学生以上1200~2520円、小学生以下990~1760円。

 JR西日本岡山支社は「車内で食事やアートを楽しんでもらい、移動時間も楽しい充実した旅をお届けしたい」としている。

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