広島菜 産地で「初漬け式」 冬の味覚 豊作に期待

25日、広島の冬の味覚・広島菜の初漬け式が、産地の広島市でありました。今シーズンは、4年連続の豊作が期待されています。

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広島菜最大の産地・広島市 安佐南区 川内地区です。代々、広島菜を作る 高西信彦 さん・雅博 さん親子の畑でも今月中旬から収穫作業が始まりました。

高西信彦 さん
「これなら十分です。株の張りもいいし」

息子 雅博 さん
「色つやがよくて、漬けたらおいしそうな柔らかさにでき上がっています」

このところの晴天続きで雨不足を心配する声もあるものの、4年連続の豊作が期待されています。

こうした中、地元JAの漬物工場では、恒例の初漬け式がありました。

シーズンの豊作と漬け込み作業の安全を願うもので、祭壇に飾られた広島菜に参列者の代表が塩を振りました。

生産者 広島菜委員会 溝口憲幸 会長
「あと一雨 降りますと、それこそ音を立てて、メキメキと大きくなるのではないかと期待しております」

販売の方は、新型コロナの影響で落ち込んでいますが、今月から全国旅行支援も始まり、旅行客の増加に期待がふくらんでいます。

広島菜委員会 溝口憲幸 会長
「来年のG7広島サミットで新しくホテルもできました。みなさんが移動して、おみやげに広島菜漬を買っていただければ幸いに思います」

値段は、この250グラム入りの小袋が資材費の高騰などで30円値上がりしました。

JAは、今シーズンの川内地区の出荷量を去年並みの800トンと見込んでいます。

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