「真っ白に染まっています」11月下旬並みの冷え込みで富士山もすっかり雪化粧 恋しくなるのは鍋料理「予約の電話がバンバン入ってきている」=静岡

ところによっては11月下旬並みの冷え込みとなった10月25日、静岡県内からは、すっかり雪化粧した富士山が望めました。25日の静岡県内は、くもり空で日差しが届かず、今シーズン一番の寒さとなったところもありました。

午前9時頃、静岡県静岡市内のカメラから撮影した富士山です。県内では昨夜から冷たい雨が降り続き、山では雪となり、富士山の雪化粧は一気に進みました。

<中西結香記者>

「富士山5合目に向かう道です。木や道が真っ白に染まっています。道の端には3センチほどの雪が積もっています」

富士山麓にも雪が積もり、一面、銀世界にー静岡県小山町の道の駅すばしりの関係者によりますと、雪は深夜から降り、朝には積もっていたということです。

<街の人は>

「気温は低いですね。きょう、焼津から来たけど、富士山が真っ白で。さすがキレイです。やっぱり富士山は雪がないとね」

10月25日朝の県内は、浜松市天竜区や牧之原市、伊豆の沿岸部などで、今シーズン一番の寒さとなりました。静岡市役所前の気温計は午前中、15℃前後を示し、手袋やマフラー、厚手の上着など、多くの人が暖かい服装で街を歩いていました。

寒くなると食べたくなるのが鍋。静岡市葵区の火鍋が名物の四川料理店ではー

<躍飛 小澤耀東社長>

「11月から12月にかけて、火鍋コースの予約の電話がバンバン入ってきている」

最近、一気に秋が深まった為か、火鍋の予約が急増したということです。その一方で、この先への不安も尽きないといいます。

<躍飛 小澤耀東社長>

「油も3倍5倍高騰しているし、それ以外の仕入れをしている肉なども全部上がっている。1パック200円から300円(値上がりしている)」

最近の物価の高騰を受け、火鍋に欠かせない具材の肉や海産物などの仕入れ値が上昇。経費を切り詰め、今まで通りの値段で食事を楽しんでもらるよう努力しているという事ですが、店としては価格だけは落ち着いて欲しいと願っています。

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