9月5日、静岡県牧之原市で園児が通園バスに置き去りにされた事件を受け、静岡県磐田市のこども園では10月25日、園児がバスのブザーを鳴らして危険を知らせる訓練を行いました。
訓練が行われたのは、静岡県磐田市の福田こども園です。この園では、牧之原市の認定こども園で3歳の園児がバスに置き去りにされ死亡した事件を受け、急きょ、通園バスに危険を知らせるためのブザーを設置しました。
ブザーは車内に備え付けられたスイッチを押すと外の受信機が鳴る仕組みで、10月25日は園児が通園バスに取り残された想定で、ブザーの鳴らし方を教えました。
25日の訓練は年長を対象に実施され、79人全員が問題なくブザーを押すことができたということです。
<磐田市立福田こども園 榛葉一恵園長>
「子どもにも簡単に(ブザーが)押せることはわかりましたし、子どもたちが困ったときに使うんだよという意図を理解してくれたということで安心しました」
福田こども園では10月26日以降、年中、年少のクラスでも訓練を行うということです。