北海道では紅葉が進み、定山渓から豊平峡にかけては、まさに今見ごろを迎えています。
今回はそんな紅葉に関する豆知識をご紹介しますよ~!
紅葉は当たり前ではない?紅葉しない地域も…
コロナの水際対策の緩和で北海道にも外国人観光客の姿が多くなっていますが、東南アジアなどから来た方は紅葉や落葉に驚くそうです。一年中温暖な地域では、常に葉は緑で、季節が変わっても、木々の姿は変わらないからです。
紅葉は四季を必要とし、天候によって色づきの早さが変わるため、"季節のモノサシ"となります。そのため全国各地の気象台では、サクラの開花と同様に「紅葉日」も観測し、統計を残しています。
ちなみに沖縄は亜熱帯気候で紅葉しないため、観測を行っていません。
遅くなってきている"札幌の秋"
札幌の紅葉の標本木は「ヤマモミジ」で、気象台の構内にあります。
現在はまだ緑で夏の姿ですが、平年だと全体の80%が色づく「紅葉日」は10月28日、全体の80%が落ちる「落葉日」は11月5日です。
果たして今年はどうなるでしょうか?
過去の観測データを調べてみると、「紅葉日」は昔に比べて半月も遅くなっているのです。
札幌の秋が遅くなってきているのは、身近な温暖化の影響かもしれませんね。
札幌の紅葉情報…見ごろはいつ?
札幌市中央区の中島公園では、すでに全体の6割が色づいています。
札幌市内にはたくさんの名所がありますが、南区の定山渓から豊平峡にかけては、まさに今がピークです。
そのほかは、来週に見ごろを迎える所が多いようです。
*みんテレお天気コーナー10月20日OAのものです