九州高校野球 準々決勝 長崎日大×日本ウェルネス(沖縄) 海星×西日本短大付(福岡)

【写真左から】福岡王者との大一番に向けて打撃練習する海星の山口=タピックスタジアム名護、2年連続4強へ遊撃下坂(手前)らを中心に守備練習する長崎日大=沖縄コザしんきんスタジアム

 第151回九州地区高校野球大会は26日、沖縄県沖縄市のコザしんきんスタジアムなどで準々決勝4試合が行われる。長崎県勢は第1代表の長崎日大、第2代表の海星が、そろって2年連続8強入り。長崎日大は同スタジアムの第1試合(10時)で日本ウェルネス(沖縄)、海星は名護市のタピックスタジアム名護の第2試合(13時)で西日本短大付(福岡)と対戦する。
 勝てば来春の甲子園出場(九州4枠)へ大きく前進する一戦。1回戦は長崎日大が文徳(熊本)に、海星は東海大熊本星翔に、それぞれ4-3で競り勝った。両校ともに守備が崩れず、打線はいずれも9安打を記録。課題を含めて貴重な経験を積めた様子で、休養日の25日は準々決勝の各会場で練習して、気を引き締め直した。
 2年連続4強を目指す長崎日大はノックで入念に動きを反復。遊撃下坂は「相手は打のチーム。しっかり守りきって攻撃につなげる。一つ一つの戦いだけど、今年は先輩たちを超えるのが目標。優勝を狙う」と力強かった。その後は野手陣が打席に立ち、投手陣が1イニングずつ投球。投打ともに状態は上々だった。
 昨秋8強止まりの海星はシートノックで飛球の方向性などをチェック。不十分な声掛けには選手同士で厳しい指摘を交わしていた。打撃練習にも時間を割き、一球一球スイングを確認。1回戦で3番を任された山口は「しっかりとチャンスをつなぎ、足でもプレッシャーを与えて崩したい」と闘志を燃やしていた。
 準々決勝は県勢の2試合のほか、東福岡-大分商、沖縄尚学-明豊(大分)の試合が行われる。


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