
日銀が26日発表した9月の企業向けサービス価格指数(2015年平均=100、速報)は、前年同月比2.1%上昇の107.3だった。2%台を付けるのは4カ月連続。新型コロナウイルス対応の行動制限が解除されたことで宿泊サービスなどの需要が回復したほか、燃料費の高騰や資源高で価格転嫁の流れがサービスにも及んだ。
指数の107.3は今年7月にも付けており、01年3月以来、約21年ぶりの高水準が続いている。上昇率では今年6月に2.1%を付け、7月と8月はいずれも2.0%だった。
企業向けサービス価格指数は、企業間で取引されるサービス価格の変化を示す指数。