福士誠治が「科捜研の女 2022」で“科学者を売買”する闇のブローカーに

テレビ朝日系連続ドラマ「科捜研の女 2022」(火曜午後9:00)の11月1日放送・第3話に福士誠治、鳴海唯がゲスト出演する。福士は“科学者を売買する”闇のブローカーに扮(ふん)して、沢口靖子演じる主人公・榊マリコを翻弄。鳴海はワクチン研究のホープを熱演する。

科学捜査ミステリーの原点にして最高峰に君臨する本シリーズは、1999年のスタート以来、ミステリーファンから熱烈な支持を受け、現行連続ドラマ最多シリーズ記録を更新し続けている。この秋、同局に誕生する新ドラマ枠「火曜よる9時」の幕開けを飾り、新たなステージにふさわしく、大胆に変貌を遂げ、さらに、高度な科学捜査を追求し、よりスタイリッシュで、よりハイクオリティーな大人の科学ミステリーに進化。京都府警科学捜査研究所、通称・科捜研の法医研究員であるマリコが、新たな“科捜研ワールド”に視聴者をいざなう。おなじみのキャストに加え、今シーズンから君嶋直樹(小池徹平)が科捜研研究員として加入。天才物理学者・古久沢明(石黒賢)が“史上最強の敵”としてマリコの前に立ちはだかっていく。

福士は、連続テレビ小説「純情きらり」(NHK)でヒロインの夫役を好演してブレーク。その後、映像や舞台で活躍し、近年では昨年の大河ドラマ「青天を衝け」(NHK)の井上馨役が反響を呼んだ。本作では、人を食ったような不敵な態度で疑惑の男を怪演。余裕たっぷりの笑みをたたえ、科学者ブローカー・奥居秀俊という得体の知れなさを巧みに表現する。

また、鳴海が演じるのは、被害者の愛人ともうわさされ、捜査線上に見え隠れする若き准教授・三浦葵。鳴海は、連続テレビ小説「なつぞら」(NHK)でドラマデビューを果たした。本作では、自信家で怖いもの知らずな葵になりきり、沢口や土門薫役・内藤剛志ら大ベテラン相手に反論するシーンにも果敢に挑戦するなど、堂々とした演技を披露する。

第3話では、大学の理工学部の学部長・兼平政則(山崎銀之丞)が遺体となって見つかる事件が発生。兼平にはラテックス(天然ゴム)アレルギーがあり、アナフィラキシーショックを起こして絶命したことが判明するが、室内にラテックス製品はなかった。現場が密室だったことも分かり、誰がいつ、どうやって被害者にラテックスを触れさせたのか、マリコたちは困惑する。

捜査の過程で浮上したのは、10年前まで兼平の研究室に在籍していた奥居。現在、日本の科学者を海外の研究施設に斡旋して、多額の報酬を得る“科学者専門の人材ブローカー”として暗躍している男だった。マリコの経歴もすでに調べ上げているらしく、「あなたになら最高の転職先をご紹介できます」と慇懃無礼にあいさつするばかりか、「これまで手掛けた科学者の研究がすべて頭に入っています」と言い放ち、密室トリックの手口をマリコに示唆。「評判どおり優秀な科学者だということを、私に実証してみせてください」とマリコに挑戦状をたたきつける。奥居の脳内にある、国内最高の科学データベースがあれば、このトリックも可能なのか? 奥居はマリコをかつてないほど翻弄(ほんろう)していく。

なお、TELASA(https://navi.telasa.jp/kasouken/)では、「科捜研の女」過去全シーズン&スペシャルドラマに加え、2021年公開の「科捜研の女 -劇場版-」も見放題配信中。

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