警察庁が10月18日(火)に発表した、2022年9月末現在(273日目)の交通事故統計月報によると、65歳以上の高齢者全国交通事故死者は累計1003人(前年同月比－31)、総数(1817人)の55.2％を占めています。9月単月では129人(－4)と、2か月連続で今年の月別最多となりました。
都道府県別では22都道府県で減少、22府県で増加していて、4県で下期の高齢者交通事故死者数が上期累計を上回るほか、4県では前年総数を既に上回っています
なお、75歳以上の高齢運転者による死亡事故件数は265件(前年同月比＋14/構成率16.8％)となっています。
■2022年高齢者交通事故死者数(9月末現在：計上日基準確定値)
【月別】〈都道府県別最多〉
・ 1月：108人(－24)〈7人 愛知県〉
・ 2月：104人(－14)〈9人 埼玉県〉
・ 3月：111人(－ 7)〈7人 兵庫県〉
・ 4月：111人(＋13)〈8人 千葉県〉
・ 5月：119人(＋30)〈9人 愛知県〉
・ 6月： 99人(－30)〈7人 愛知県〉
・ 7月：101人(－22)〈9人 北海道・兵庫県〉
・ 8月：121人(＋27)〈7人 埼玉県〉
・ 9月：129人(－ 4)〈9人 静岡県〉
・1日あたり3.67人／6.53時間に1人の割合
上期(181日652人：1日3.60人／6.66時間に1人)
下期( 92日351人：1日3.82人／6.29時間に1人)
・年間死者数：2021年1520人 20年1596人 19年1782人
・ 9月死者数： 133人 129人 158人
【世代別】
・65歳以下 814人(－93)［構成率44.8％］
・65歳以上 1003人(－16)［55.2％］
・60代後半 124人(＋14)［6.8％］
・70代前半 195人(－34)［10.7％］
・70代後半 205人(＋ 8)［11.3％］
・80代前半 229人(－14)［12.6％］
・85歳以上 250人(＋10)［13.8％］
【都道府県別】
全国 1003人(－31)［上期652＋下期351／構成率55.2％］
北海道 46人(－ 8)［24＋22／55.4％］
青森県 11人(± 0)［ 7＋ 4／45.8％］
秋田県 14人(－ 4)［ 4＋10／63.6％］※
岩手県 12人(± 0)［ 9＋ 3／60％］
宮城県 11人(－ 9)［ 9＋ 2／47.8％］
山形県 12人(＋ 1)［ 7＋ 5／75％］
福島県 17人(－ 1)［15＋ 2／68％］
茨城県 32人(－ 1)［18＋14／56.1％］
栃木県 25人(＋ 4)［16＋ 9／67.6％］
群馬県 19人(－ 8)［14＋ 5／65.5％］
埼玉県 51人(＋ 3)［33＋18／64.6％］
千葉県 42人(－12)［25＋17／48.8％］
東京都 34人(－ 9)［26＋ 8／37.8％］
神奈川県 28人(－16)［22＋ 6／36.8％］
山梨県 12人(± 0)［11＋ 1／54.5％］
長野県 21人(＋ 5)［12＋ 9／55.3％］
新潟県 25人(＋ 9)［15＋10／64.1％］
富山県 15人(＋ 2)［11＋ 4／60％］
石川県 11人(＋ 4)［ 5＋ 6／64.7％］※
福井県 17人(＋ 9)［ 9＋ 8／73.9％］●
静岡県 32人(＋ 2)［16＋16／60.4％］
愛知県 41人(－ 8)［37＋ 4／43.6％］
三重県 25人(＋ 1)［13＋12／64.1％］
岐阜県 30人(＋ 5)［23＋ 7／62.5％］
滋賀県 18人(＋ 5)［12＋ 6／66.7％］●
奈良県 10人(－ 3)［ 7＋ 3／43.5％］
和歌山県 10人(－ 8)［ 6＋ 4／62.5％］
大阪府 39人(－ 8)［27＋12／37.5％］
京都府 19人(＋ 4)［13＋ 6／65.5％］
兵庫県 48人(－ 1)［31＋17／52.7％］
鳥取県 6人(－ 2)［ 2＋ 4／46.2％］※
島根県 9人(＋ 8)［ 7＋ 2／69.2％］●
岡山県 34人(＋15)［20＋14／60.7％］
広島県 29人(＋ 1)［18＋11／56.9％］
山口県 14人(＋ 1)［12＋ 2／66.7％］
徳島県 11人(－ 2)［ 9＋ 2／78.6％］
香川県 15人(－ 4)［ 9＋ 6／62.5％］
愛媛県 24人(＋ 2)［15＋ 9／75％］
高知県 16人(－ 3)［11＋ 5／84.2％］
福岡県 27人(－ 9)［16＋11／54％］
佐賀県 6人(－ 6)［ 5＋ 1／50％］
長崎県 15人(＋ 1)［ 8＋ 7／71.4％］
熊本県 23人(＋10)［15＋ 8／63.9％］●
大分県 14人(＋ 1)［ 8＋ 6／63.6％］
宮崎県 11人(＋ 2)［ 6＋ 5／50％］
鹿児島県 16人(－ 1)［12＋ 4／55.2％］
沖縄県 6人(－ 3)［ 2＋ 4／22.2％］※
●前年総数を上回った県
※上期累計を上回った県
【ワースト3】
＜総数＞
1位：51人 埼玉県(＋3)
2位：48人 兵庫県(－1)
3位：46人 北海道(－8)
45位：6人 鳥取県(－2)・沖縄県(－3)・佐賀県(－6)
＜増減数＞
1位：＋15 岡山県(34人)
2位：＋10 熊本県(23人)
3位：＋ 9 新潟県(25人)・福井県(17人)
47位：－16 神奈川県(28人)
＜増減率＞
1位：島根県(800％)
2位：福井県(112.5％)
3位：岡山県(78.9％)
47位：佐賀県(-50％)
＜高齢者構成率＞
1位：高知県(84.2％)
2位：徳島県(78.6％)
3位：山形県・愛媛県(75％)
47位：沖縄県(22.2％)
