【高校サッカー 神奈川県2次予選】30日に8強激突 桐光、桐蔭、日藤など上位シード勢安定した戦い

全国選手権出場を懸けた戦いはベスト8が決まった=22日の3回戦から

 第101回全国高校サッカー選手権の神奈川県2次予選はベスト8が決まり、30日に準々決勝が行われる。対戦カードは湘南工大付―座間、慶応―橘、桐蔭学園―桐光学園、三浦学苑―日大藤沢。上位シード勢が前評判通りの強さを発揮している大会は、いよいよ後半戦に突入する。

 22日の3回戦から登場した3校はそろって初戦を突破した。全国総体(インターハイ)8強で第1シードの湘南工大付は横須賀総合を2―0で下し、県総体準優勝の日大藤沢は5―1で厚木北に大勝。プリンスリーグ関東2部所属の桐蔭学園も1―0で湘南学院に競り勝った。

 連覇を狙う桐光学園は横浜創英との強豪対決に4―1で快勝。今大会2試合で計7得点と隙のない戦いを続ける。近年進境著しい第2シードの橘も4年連続の準々決勝進出。慶応は3戦無失点で勝ち上がり、座間と三浦学苑は接戦を制してきた。

 過去10年間で神奈川代表の座をつかんだのは桐光学園(6回)、桐蔭学園(2回)、日大藤沢(2回)のみ。ただ、今大会は3校が準決勝までに対戦する組み合わせだ。湘南工大付は1980年以来、座間は2010年以来の頂点をうかがい、橘と三浦学苑、慶応は初優勝を目指す。

 「3強時代」が続くのか、それとも伝統校復活や新戦力の台頭はあるのか。準決勝は11月5日、決勝は同13日に行われる。

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