
大相撲の大関貴景勝が26日、東京都板橋区の常盤山部屋での稽古後に取材に応じ、一年納めの九州場所(11月13日初日・福岡国際センター)に向け「特に今場所ということはないが、できれば優勝して来年を迎えたい」と2年ぶりの賜杯獲得に意欲を示した。
2場所連続で2桁勝利を挙げるなど、最近は不振が目立つ大関陣の中で踏ん張っている。24日までは武隈部屋に出稽古し、埼玉栄高の先輩に当たる武隈親方(元大関豪栄道)に助言を受けた。「普段と違う環境でやると新鮮な気持ちになる。憧れの先輩大関だから。稽古だけではなく、相撲以外のことも勉強になった」と気持ちが前向きになったようだ。