「国とのパイプを使って復旧に全力投球」静岡市が台風15号被害復旧の財政支援要望 田辺市長は災害対応優先の姿勢強調

台風15号の影響で甚大な被害が出た静岡県静岡市は、国への財政支援などを求め10月26日、緊急の要望をしました。静岡市長選への動向が注目される田辺市長ですが、「復旧に全力投球したい」と災害対応を優先する姿勢を強調しました。

10月26日午前8時から東京都内で開かれた面会の場で、静岡県内選出の国会議員を前に田辺市長は台風対応における反省を口にしました。

<静岡市 田辺信宏市長>

「停電・断水・床上浸水・土砂崩れ等々、皆様にご迷惑をおかけした。そのことを深く、責任を感じています」

静岡市では、台風15号によって大規模な断水や浸水被害が発生、市は復旧のための財政支援などを求めました。田辺市長は、2023年4月に行われる静岡市長選挙について正式に態度を表明していませんが、「国とのパイプ」に自信をのぞかせました。

<静岡市 田辺信宏市長>

「国との連携が不可欠であります。日ごろのパイプを使って、一人残さず元の生活に戻れるような復旧に全力投球をしようと思っています」

市長選をめぐっては、県議の山田誠さんと県理事の難波喬司さんが出馬の意向を固めています。

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