足利スマートIC連結路、国交省が整備許可

仮称・足利スマートインターチェンジ

 【足利】山下町付近の北関東自動車道に「仮称・足利スマートインターチェンジ(IC)」を新たに整備する事業に伴い、ICにつながる道路の整備を担う市は26日、国土交通省から「仮称・足利IC連結許可書」の伝達を受けた。今後、事業主体のネクスコ東日本と協議しながら事業を進め、2028年度中のIC完成を目指す。

 伝達式は市役所で行われ、同省宇都宮国道事務所の吉田幸男(よしだゆきお)所長が早川尚秀(はやかわなおひで)市長に許可証を手渡した。

 早川市長は「産業活性化や定住人口の増加などの波及効果を期待している。早期開通を目指して事業に取り組んでいく」、吉田所長は「市の未来をつくるための一つのスタート。有効利用されることを祈念する」と述べた。

 スマートICの予定地は、足利ICから西約6キロ、太田桐生ICから東約4キロの地点。県内で3例目となる本線直結型で、料金所の手前から一般道までを市が整備する予定。

 また、県はスマートICへのアクセス道路となる一般道(県道)の約1キロ区間を新たに整備する。

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