吉祥寺駅前で「ハロウィンフェスタ」 3年ぶりに子どもたちが笑顔でパレードも

東京・武蔵野市で3年ぶりに街なかで子どものハロウィーンイベントが開催されました。参加した子どもたちは笑顔にあふれていました。

「トリック・オア・トリート」という子どもたちのかわいらしい声が響くのは、武蔵野市で10月26日から始まった「吉祥寺ハロウィンフェスタ」の会場です。事前に申し込みをした子どもたちが思い思いの仮装に身を包み訪ねるのは吉祥寺駅周辺の店舗で、お菓子とスタンプをもらってスタンプを8個集めると、お菓子やシャンプーが入った景品と交換できます。

訪ねてきた子どもたちにあげるお菓子に工夫を凝らすところもあります。吉祥寺二葉製菓専門職学校では、生徒が手作りでカップケーキとクッキーを作っています。生徒たちが前日の25日に1日かけて作ったというお化けのクッキーは、顔が1つずつ違うというこだわりようです。イベント期間中、500セットのお菓子を手作りし、子どもたちに手渡すということです。

そして夕方から吉祥寺駅前で行われたのが、名物の仮装パレードです。人気のキャラクターのコスチュームに身を包んだ子どもたちが踊りながら行進しました。新型コロナウイルス感染症の影響で3年ぶりに対面での開催となったこのハロウィーンイベントに、子どもたちの笑顔を前にした担当者の喜びもひとしおのようです。吉祥寺ハロウィンフェスタ事務局の斎藤理恵子理事長は「その都度お菓子をもらえた方が子どもたちも楽しいので、本当にリアルでの開催はうれしいし、頑張ってよかった」と話しました。

吉祥寺の駅前に子どもたちの声が響くハロウィーンイベントは10月30日まで行われます。

© TOKYO MX