第63回秋季関東高校軟式野球大会最終日は26日、群馬県の高崎市城南野球場で決勝を行った。本県1位の作新学院は茗渓学園(茨城1位)に8-3で快勝、2年連続19度目の栄冠を手にした。
作新学院は二回に岩岡裕也(いわおかゆうや)の右前適時打で先制。その後も小刻みに加点し、5-3で迎えた九回、山岸勇輝(やまぎしゆうき)の左越え適時二塁打などで3点を奪い勝利を決定付けた。
先発の坂本大善(さかもとたいぜん)は3回を投げ、散発2安打無失点と好投。2番手の大沼琉玖(おおぬまりゅうく)は八回に3点を失ったものの、その後の追撃を断ち切った。
坂本大、投打で存在感
作新学院は先発した坂本大善(さかもとたいぜん)が3回無失点。打っても3安打2打点と投打で存在感を発揮した。
球威のある直球で打ち取り、序盤の流れをつくった。4番としても要所で打点を挙げ「なかなか得点圏で打てていなかったが、決勝では少しは4番の役割を果たせたと思う」とひかえめに喜んだ。
捕手や遊撃手など高校で未経験のポジションも務め「難しいが、楽しい」と笑顔。収穫の多い大会となったようだ。