全国障害者スポーツ大会 健闘誓う 岡山県、市選手団壮行式

結団壮行式で決意表明する太田学選手(右)と藤本彩加選手=JR岡山駅東口広場

 29日に栃木県で開幕する第22回全国障害者スポーツ大会に出場する岡山県と岡山市の両選手団の結団壮行式が27日、JR岡山駅東口広場であり、選手たちが大舞台での健闘を誓った。

 大会は台風接近に伴い2019年は取りやめとなり、20、21年は新型コロナウイルス禍で中止されており、4年ぶりの開催。岡山勢は陸上、水泳、卓球など7競技に60人(県45人、市15人)が挑む。選手、役員ら約100人が出席した式では、伊原木隆太知事と大森雅夫市長が激励し、ソフトボールの太田学、陸上女子の藤本彩加両選手が「岡山県代表としての誇りを胸に力の限りプレーする」と決意表明した。

 前回18年の福井大会で岡山勢は金23、銀15、銅12の計50個のメダルを獲得した。水泳男子25メートル平泳ぎ(視覚障害)で4大会連続の頂点が期待される浜田裕之選手は「これまでの努力を試合にぶつけたい。出るからには1番を目指す」と意気込んだ。

 大会は31日まで行われ、カンセキスタジアムとちぎ(宇都宮市)など19会場でオープン競技を含む計16競技を実施する。

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