W杯サッカーでの活躍願う 協会長らが熊野三山参拝

神職からおはらいを受ける日本サッカー協会の田嶋幸三会長(左から3人目)ら=27日、和歌山県新宮市の熊野速玉大社で

 日本サッカー協会の田嶋幸三会長(64)が27日、和歌山県新宮市の熊野速玉大社を参拝した。11月に開幕するワールドカップ(W杯)カタール大会での日本代表の活躍を祈願した。

 協会のマークにある3本足のカラスは、熊野の神鳥「八咫烏(やたがらす)」で、国際大会の直前に協会幹部が熊野三山を訪れることが恒例になっている。

 協会からは技術委員長の反町康治氏(58)や元日本代表主将で理事の宮本恒靖氏(45)も同行。神職からおはらいを受け、本殿前に玉串をささげた。

 田嶋会長は「対戦国は簡単に勝てる相手ではないが、(日本代表は)実力を兼ね備えたチーム。期待しているし、応援してもらいたい」と話した。

 一行はこの後、那智勝浦町の熊野那智大社と青岸渡寺も訪れた。26日には、田辺市本宮町の熊野本宮大社を参拝した。

 日本代表がW杯に出場するのは今回で7回目(7大会連続)。1次リーグでは11月23日にドイツ、27日にコスタリカ、12月2日にスペインと対戦する(いずれも日本時間)。日本は過去3度、16強入りした。初の8強入りを目指している。

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