灯台のある美しい風景、灯台のまちを訪れたくなる一冊『海と灯台学』

朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。

今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『海と灯台学』

日本の灯台の歴史や技術、灯台に関わる人々や地域などについて紹介する本、新刊です。灯台の魅力を深く詳しく伝えています。深まる秋の一日、灯台のある場所へ出かけてみませんか。

海と灯台学
著者:日本財団 海と灯台プロジェクト
出版社:文藝春秋

11月1日は灯台記念日。神奈川県横須賀市の観音埼灯台が起工された日に因んでとのこと。さらに、11月1日から8日までは「海と灯台ウィーク」として、参観イベントが行われたり「海と灯台サミット」が開催されたりするそうです。

全国の灯台が盛り上がる時期に発売となった本書。海の安全を守り続けてきた日本の灯台の歴史や素晴らしい技術、文化的な役割を紹介しながら、少しずつその数が減りつつある現状も伝えています。灯台の維持管理を行ってきた灯台守の人へのインタビューも興味深い。灯台のある土地に暮らす人たちや灯台と関わる仕事をする人の話には、地域に根ざした灯台のこれからの可能性を感じます。

灯台のさまざまな面を知ることで、灯台そのものだけではなく、灯台のあるまちを訪れてみたくなる。そんな気持ちにもさせてくれる一冊です。

灯台の光が印象的な表紙カバーの写真は、愛媛県の佐田岬灯台。灯台のイメージをすべて凝縮したような美しい一枚です。

ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ

「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。

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