ロシアがウクライナへ侵攻を始めて8カ月が過ぎました。ひとりのウクライナ避難民が広島市の会社に就職し、27日初出勤しました。
ウクライナ人のドラハン・レイシャさん(30)。日本に避難して半年余り。広島市の印刷会社に就職が決まり、27日から出勤です。
まかされるのは最新の機械で広告や書類を印刷する仕事です。
レイシャさんはウクライナ北部の村で生まれ育ちました。
村を離れたくないという両親と首都キーウで大学に通う弟を残し、今年3月ひとりポーランドへ。
その後もともとアニメなどの日本文化が好きだったため5月、知人を頼り来日しましたが仕事がなかなか見つからず、今月広島市にやってきました。
レイシャさん「もともと私はチャレンジする人。チャンスを逃さずやってみたい。 家族にも会いたい、国にも帰りたい気持ちもあるけど今は帰ってもどうにもならない。新しいスタートに向けて日本で住みながら新しいチャレンジをしたい」
ウクライナの大学でエンジニアの資格を取り、ポーランドの自動車工場で働いていたレイシャさん。
ハローワークで印刷会社の求人を知り契約社員として採用されました。
ユニバーサルポスト 前田尚子取締役「どういうところに壁があるか、どうしたら彼女がもっと働きやすくなるか、困っていることはないか課題を聴きながらすべて解消できるように運んでいきたい」
レイシャさん「このようなサポートを受けられて驚いている。とても感謝している。予想以上のサポートです」