国見山 パート3 いにしえの国見古道を歩く

徳島県三好市の中心部に位置する、国見山。その山頂からは、四国の山々や讃岐平野、瀬戸内海が一望の360度のパノラマビュー。標高1409mのこの山は、JR大歩危駅または祖谷渓からアクセスが簡単にできる、日帰り登山スポットだ。

【前回の記事はこちら】
国見山 パート1 徳島県三好市で日帰りトレッキング
国見山 パート2 山頂の360度 パノラマの眺め

徳島県三好市 国見山頂上で雄大な景色と共に昼食を楽しむ

山頂の岩の上で、パノラマの景色を楽しみながらゆっくりと昼食をとった。大歩危駅のすぐ近くで購入してきた地元のものだ。

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やって来た上りも、本当に登り続けたが、下りもとても長い。昼休憩の後は、もう一度写真をとって出発だ。

国見古道を下りる スカイレースの舞台にもなった急勾配のコース

山頂から登山道に少し戻ると、前に来た分岐点だ。ここを登って来た方向、左へ行くと避難小屋や上の登山口、下の登山口へく。直進すると「国見古道」に沿って、やがて大歩危駅まででる。

山頂付近の分岐点から、国見古道は森の中を下っていく。時々急ではあるが、まだ大丈夫だ。

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少し前に大きな台風が来たため、登山道には折れた枝や倒木などもあった。

この登山道「国見古道」は、昔使われていた生活道だが、この古道を走り抜けるという「国見スカイレース」が昨年開催され、今年も11月下旬に行われる。ところどころに、このスカイレースの看板を見かけた。

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スカイレースは、大歩危駅を出発、この古道を標高差1200mの国見山頂上まで走り、そこから上の登山口まで下り、林道を横切り、また国見古道を走って下ってくるという、過酷な競技だ。

このルートを完走するというだけでも驚くが、なんと、昨年の優勝者は12.8kmを1時間35分で走っている!

国見山スカイレース 昨年の様子

山頂から、約30~40分ほどで林道にでる。もちろん、この取材では、足元に気をつけ、ゆっくりと歩いて下山している。

林道を約200mほど下ると、カーブの右にアンテナの設置された小さな盛り上がった場所がある。

このまま、少し行くと、こげ茶色の柱に、日英表記で「国見山」とかかれた標識がある。ここから、林道を離れて、また山の中を下りていくことになる。

この標識は見落としやすいので注意しよう。

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国見山下山ルート 大歩危駅までの長い道のり 体力に自信がない人はバスを利用しよう

※はじめに、この後の登山道は、山の中をだた歩くだけのやさしい道ではないので注意や準備が必要だ。天候が悪かったり体力等不安な場合、もしくは初めてで一人の場合はおすすめできない。道に迷う危険もあるためだ。

代わりのルートとしては、この林道をこのまま約2km進み、上りの時に来た、上の「登山口」から、下の「登山口」バス亭「峠(標識なし)」まで下り、バスを使用する。そこまでは、ここから約1~1.5時間の下りだ。

※市営バス(バン)は15:59に下の「登山口」/バス停「峠」を通過、大歩危駅に戻る。16:54の最終のバスの場合は乗り換えが必要。最終バスに乗った場合は、バスが祖谷の幹線道路に出たところで下車。大歩危駅方面に向かう定期バスに乗り換えが必要。

国見古道、下山ルートにもどるが、この道は長く、ところどころかなり急だ。普通に歩くと2時間半ほどかかるだろう。

はじめの30分は割合と楽で、「かたくり」の植生区域保護の網がかかった場所に出る。この保護区域の左を通って、少し上る。

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この付近は、ピンクのリボンや赤のテープなどのマーカーがあまりないが、丘の反対側を左に下る。

次の数百メートルはとても急で、歩くだけでも大変だ。ここに、スカイレースの一番の難所との標識があり、ここを走る人たちがいるというのに驚く。

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深い秘境の森とひっそりとたたずむ歴史ある有宮神社

下り続け、杉の生い茂る森になる。台風で折られた杉の枝が地面一面に敷き詰められていて、別世界、まるで、おとぎ話の世界のような雰囲気だ。

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やがて、登山道は尾根をはなれ、山の斜面を下り始める。進むにつれて勾配が増し、30分ほど経つとまたかなり急になる。

下り続けてさらに数キロ進み、大木に囲まれた、厳かな雰囲気の有宮神社の裏側に到着する。

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神社から階段を下り、道に沿って行くが、少しここが分かりにくい部分となる。道路の向こうには、茶畑があり、その右に家が見える。

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茶畑の裏に向かうのだが、はじめに道路を左折で20mほど進み、そこで右にある脇道へUターンほどの右折をして15mほど下ると、右手にコンクリートの壁と白い手摺が見える。

この手摺に沿ってコンクリートの細い道を上り、茶畑の後ろ側に出る。

ここを進むと、県指定文化財の「徳善家住宅」がある。

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大歩危駅にようやく戻る

ここからの、古道は分かりやすい。徳善家住宅から200m離れた道に出て、そこから道路を渡って200m進むと、吉野川にかかる大歩危橋のすぐ上に出る。

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もう少し進み、階段を下りると県道45号線、幹線道路に出る。随分長く、急な下りだったがようやく戻って来た。

列車に乗るまで時間があるのなら、駅を見下ろして、歩危マートに作られたスペースで休憩をとるのもよい。

国見山トレッキングは、体力や交通手段によって、コースを選べるのが良いところだ。山頂の眺めもいちおし。秋の紅葉シーズンに合わせて、トレッキングに行ってみるのはどうだろうか。

大歩危国見山スカイレース

国見山登山情報

地図 登山道情報 リンクYAMAP

三好市路線バス時刻表
市営バス(西祖谷地区)

大歩危祖谷観光ナビ

問い合わせ(大歩危祖谷観光ナビ)

(取材・文・写真: ショーン ラムジー)

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