フィールディング・バイブル賞の受賞者が決定 守備の名手がズラリ

日本時間10月28日、各ポジションで最も守備の上手い選手を表彰するフィールディング・バイブル賞の受賞者が発表された。受賞者は15人の専門家の投票によって決定され、投票者はデータに基づいて各ポジションの1位から10位までを選出。これを1位10ポイント、2位9ポイント、3位8ポイントといった具合に集計し、受賞者が決まる(満票は150ポイント)。リーグ別ではなくメジャー全体から選出されるため、受賞者は「メジャー全体でそのポジションの守備が最も上手い選手」と言えるだろう。

フィールディング・バイブル賞では伝統的な9ポジションに加え、複数の守備位置をこなした選手をマルチポジション部門で表彰している。今季は10人の受賞者のうち8人が初受賞。過去に受賞経験があるのは三塁手部門のノーラン・アレナド(カージナルス)と右翼手部門のムーキー・ベッツ(ドジャース)だけだった。アレナドとベッツはそれぞれ自身5度目の受賞となり、ヤディアー・モリーナとアンドレルトン・シモンズが持つ最多記録(6度)まであと1に迫っている。

今季のフィールディング・バイブル賞の受賞者は以下の通り。

投手:レンジャー・スアレス(フィリーズ)
捕手:ホセ・トレビーノ(ヤンキース)
一塁手:クリスチャン・ウォーカー(ダイヤモンドバックス)
二塁手:ブレンダン・ロジャース(ロッキーズ)
三塁手:ノーラン・アレナド(カージナルス)
遊撃手:ホルヘ・マテオ(オリオールズ)
左翼手:スティーブン・クワン(ガーディアンズ)
中堅手:マイルズ・ストロー(ガーディアンズ)
右翼手:ムーキー・ベッツ(ドジャース)
マルチ:トミー・エドマン(カージナルス)

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