上野動物園のパンダ、来園から50年… 記念のアドバルーンも登場

東京・上野動物園にジャイアントパンダがやってきて10月28日で50年を迎えます。上野の街では節目を祝ってさまざまなイベントが開催中です。街はパンダ一色となっています。

松坂屋上野店では10月27日から30日までの4日間、パンダ来日50年を記念してアドバルーンが揚がっています。50年前のカンカンとランランが来日した際も松坂屋上野店ではアドバルーンを揚げたことから、今回再び上野の空にバルーンを揚げることになりました。上野観光連盟の二木忠男名誉会長は「明るいニュースが少ない中、パンダの笑顔を見て楽しんで、元気をもらってください」とあいさつしました。

愛らしいパンダの姿は"空”だけではありません。JR上野駅の駅前広場には高さおよそ4メートルの巨大バルーンが設置されました。パンダが来日して以来、パンダと共に歴史を刻んできた上野の街では、駅前や上野公園でイベントを開催中です。27日の記念イベントには落語家の林家三平さんが夫婦で訪れ、パンダ小ばなしで会場を盛り上げました。また、上野動物園の福田豊園長は「50年はあっという間だったが、まだ通過点。パンダに関わるさまざまなドラマが上野動物園では続いていくので、これからもよろしくお願いします」とあいさつしました。さらに、パンダメニューが食べられる飲食コーナーでは、愛らしい表情のパンダビスケットや、パンダの顔がかたどられたお弁当も販売されています。他にも、AR技術を活用してパンダと一緒に写真を撮ることもでき、会場内は"パンダめじろ押し”となっています。

来日から50年にわたって人々を魅了してきた上野のジャイアントパンダに、ファンからは「とにかくかわいい。寝ていてもいいし、後ろ姿もいいし、何をしてもかわいいところがかわいい。日本に来てくれてありがとうございます」「特にシャンシャンが好き。5歳になってもあどけなく、かわいくはしゃいでいるところが大好きで、見ていて飽きない。自分の日々の生活の源、元気のパワーにつなげて、パンダと一緒に過ごしたい」など、感謝の言葉が聞かれました。

上野公園噴水前広場などで盛り上がりを見せている「上野パンダフェスタ」は10月30日まで開催されます。

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