「悪の花」BS放送記念!俳優イ・ジュンギ語る「イ・ジュンギだからこそ可能であり、俳優としての幅も広げられる機会」

BS12で無料BS初放送中の人気韓国ドラマ「悪の花」。主演のイ・ジュンギさんは本作の演技で俳優人生の集大成とも評価されました。「悪の花」に出演を決めた理由や演技のアプローチについてイ・ジュンギさんにお話を聞きました。(このインタビューは2022年3月に掲載した記事を再構成したものです)

「悪の花」© STUDIO DRAGON CORPORATION

― まず「悪の花」で演じたペク・ヒソンの役について簡単にご紹介をお願いします。

イ・ジュンギ はい、色々なメディアを通してご存じかもしれませんが、自分自身の残酷な過去を隠し、身分を変えて新しい家庭を築き、愛する妻さえ騙して生きていく、愛さえも演じる男を演じました。16話の間、緊張感やスリルなど彼のストーリーを見ながら皆さんもあらゆる感情が生まれるのではないかと思いますし、そういうところに重きを置いて演じました。

― 「悪の花」に出演を決めた理由は?

イ・ジュンギ 簡単には決められませんでしたね。僕には合わない人物なのではないか? 僕の人生や俳優としてのキャリアを考えた時に、まだこういう深い演技をするには若すぎるのでなないか?(笑)と。かなり悩みましたし、負担も大きかったです。ただ、多くの方々が説得してくれました。新たな挑戦ですし、俳優人生において転換点になるでしょうし。また、ムン・チェウォンさんも応援の気持ちを込めた提案をしてくれたんです。このキャラクターはドラマの中心となる役どころで、難しいだろうけれどイ・ジュンギだからこそ可能であり、俳優としての幅も広げられる機会ではないかと。周りの多くの方々がそのような話をしてくださるので、そういった部分でとても悩み、台本も何度も見て長い間勉強しました。

そうしている中で、この作品が非常に独特で、スリラーと恋愛の2つの価値観がぶつかるとても不思議なドラマだと思いました。そして、これは挑戦だ、もっと成長できる、と。俳優としてのキャリアに挑戦したということだと思います。選択というよりは挑戦でした。

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