週末も北陸や北日本の日本海側では不安定な天気が続くが、その他は晴れる所が多くなりそうだ。
日中は過ごしやすい陽気となるが、空気の乾燥と一日の気温差に注意が必要となる。
また、台風22号の北上に伴って、沖縄や奄美では土日から影響が出始める見込み。
広くお出かけ日和 昼間は快適な陽気
土日も東北の太平洋側や関東から西の地域を中心に晴れる所が多くなりそうだ。
朝は放射冷却が強まって冷えるものの、日中は日差しとともに気温が上がる見込み。
土日とも最高気温は平年並みか高めで、過ごしやすい陽気となりそうだ。
ただ、空気が乾燥するため、火の取り扱いなどに注意が必要となる。
北陸・北日本は不安定続く
一方、北陸や北日本の日本海側は不安定な天気が続く。
上空に寒気を伴った動きの遅い低気圧の影響で、あす29日(土)は北海道を中心に雨が降りやすく、雷を伴う所もありそうだ。
北陸や東北の日本海側でも雲が多く、所々で雨や雷雨となる見込み。
あさって30日(日)も北陸や北日本では雲が広がりやすく、にわか雨の可能性がある。
降水確率は30%前後の所が多く、お出かけには折り畳み傘があると安心だ。
台風22号北上
大型の台風22号は28日(金)午後3時にはフィリピンの東にあって、西北西に進んでいる。
今後も台風は西よりに北上する見込みで、沖縄や奄美では次第に影響がでてくる見込み。
波の影響は早めに出始めるため、この土日からうねりを伴った高波に注意が必要だ。
また、台風周辺の湿った空気の影響をうけるため、奄美では29日(土)は断続的に雨となりそうだ。
沖縄も石垣島など先島諸島を中心に30日(日)から雨が強まって、大雨になるおそれがある。
(気象予報士・多胡安那)