実験通し環境保全学ぶ タイの高校生と延岡高生

九州保健福祉大で一緒に実験に取り組む延岡高生とタイの高校生

 環境保全の重要性を学ぼうと、タイの高校生12人と教員3人が24日から本県に滞在している。延岡市では、延岡高(澁谷好一校長、707人)の生徒らと一緒に実験などに参加し、交流を深めている。
 本県を訪れたのは、パトゥムターニー県にあるスアングラーブウィッタヤーライランシット国立中高一貫校の生徒ら。26日は、九州保健福祉大で教員らの指導を受けながら、延岡高の生徒15人と一緒に実験を行った。「限られた水量でどこまできれいに手を洗えるか」というテーマでは、水の量を変えたりブラシを使ったりしながら汚れの落ち方を比較。生徒たちは英語で話しながら、実験を進めていた。
 ウィーラファット・プラファスモンティエンさん(15)は「初めての実験でとても楽しめた。新しい友達もできた」と笑顔。染矢涼華さん(17)は「最初は英語が聞き取れなかったけど、だんだんと分かるようになり面白かった」と話していた。

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