山際氏の議員辞職求め署名活動 川崎の市民団体「地元として看過できない状況」

山際氏の議員辞職を求めて署名活動を始めた「18区市民の会」のメンバー=川崎市役所

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を巡り、経済再生担当相を辞任した山際大志郎氏(衆院神奈川18区)について、地元の市民団体「18区市民の会」が議員辞職を求める署名活動を始めた。同会の田村富彦共同代表は「地元市民として看過できない状況で、一刻も早く議員辞職すべきだ」としている。

 同会などは、山際氏の政治資金パーティーの収入額について、政治資金収支報告書に虚偽記載し、政治資金規正法違反に当たるなどとして、横浜地検に2件告発している。さらに、山際氏は今月24日、旧統一教会との関係を巡る対応に批判が集まり、大臣を辞任した。

 こうした中、同会は署名活動を開始。署名サイト「チェンジ・ドット・オーグ」では現在、約130筆集まっているという。30日には東急田園都市線溝の口駅前で行い、その後も街頭で活動するという。

 田村共同代表は「カルト教団との関係が明らかになった上、告発されている事実は重い。大臣辞任の際は、国民への謝罪はなく、到底許しがたい」と話した。

 問い合わせは、同会の田中光雄事務局長電話090(1884)0296。(武藤 龍大)

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