ローソンがFP1で角田のマシンで走行、トラブル発生もプログラムに影響なし「現実のコースに驚いた」/F1第20戦

 2022年F1メキシコGPの金曜、リアム・ローソンは、ヤングドライバーのFP1起用規則に基づいてスクーデリア・アルファタウリから参加、角田裕毅のマシンを走らせた。

 FP1終盤、ローソンのマシンが白煙を上げてコース脇にストップ、炎が上がった。この時のトラブルについて、チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは、『圧力低下』がみられたと述べている。チームはマシンを修復し、FP2で無事に角田をコースに送り出した。

2022年F1第20戦メキシコGP金曜FP1 トラブルでマシンを止めたリアム・ローソン(アルファタウリ)

■リアム・ローソン(スクーデリア・アルファタウリ)
フリー走行1=16番手(1分23秒861:ハードタイヤ/19周)

 スパに続き、スクーデリア・アルファタウリでまた走ることができてうれしかった。今回はセットアップ変更の作業を少し増やした。このマシンでの走行時間が増えるにしたがって、より正確なフィードバックができるようになってくるからね。

 今回、FP2はピレリのテストに当てられた。FP2にタイヤを1セット残しておくため、僕は1セットだけを使って走った。今日走ったジュニアドライバーたちのほとんどがそうだったと思う。

 とても興味深いサーキットだよ。シミュレーターでたっぷり走りこんでいたけれど、実際に初めて走ってみて驚いた。グリップがとても低く、ものすごく滑りやすかった。特に高速エリアが大変だった。

 スタジアムのなかを通過する時、最高の雰囲気を味わった。そこでマシンをとめなければならなくなった時ですら、大きな声援をもらった。残念なことに、圧力の低下でマシンをとめなければならなかったんだ。それでもセッションのほとんどを走ることができたから、大きな影響はなかったよ。

2022年F1第20戦メキシコGP リアム・ローソン(アルファタウリ)

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