双方の連携を強化 糸魚川市消防本部と上越地域消防局 合同で訓練 糸魚川市徳合

 糸魚川市消防本部と上越地域消防局は27日、糸魚川市徳合の浜徳合集会所付近で消防相互応援協定に基づく火災防御合同訓練を行った。
 双方が隣接する地で訓練を行い、災害時における連携の確認と強化が目的。過去には平成26年に名立区で、同28年に糸魚川市筒石で大規模な交通事故を想定した合同救助訓練を行った。
 この日は糸魚川市消防署と能生分署、上越消防署名立分遣所から計15人が参加。訓練は浜徳合集会所から出火し、強風により延焼拡大の恐れがある状況を想定。無線で応援要請・情報伝達を行い、それぞれ消防車両が出動、放水や延焼防止の水幕を展開した。

延焼防止の水幕を展開

 訓練終了後、糸魚川市消防署の武藤悟署長は「訓練は両本部の連携と情報共有が主眼。課題を持ち帰り、さらなる技術向上を」と講評。また、訓練を見学した地域住民に対し「これから(暖房など)火を扱う機会が増える。無火災で新年を迎えられるよう、十分に注意してほしい」と呼び掛けた。

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