福岡の花が世界に!スマホで花の取引を実現する「株式会社CAVIN」の取り組み

世界中の花業界をアップデートし、花によって運ばれる“気持ち”を増やすことを目指している、株式会社CAVIN。福岡に拠点をおく、今花業界から一目おかれている企業です。10月16日(日)、CAVINが取引をしているハワイの花屋の2号店オープンを記念し、イベントが開催されました。CAVINはどんな会社なのか?イベントの様子と合わせてご紹介します。

福岡は実は花の一大産地!

福岡県は花の出荷本数が全国で、愛知県、沖縄県に続いて第3位なのです。
花と福岡はとても近い関係にあるんですね。

そんな福岡で花農家と花屋をつなぐ取り組みが始まっています。

花農家と花屋をWEB上で直接つなぐ福岡のスタートアップ

福岡市に拠点をおくスタートアップ企業「株式会社CAVIN」は、花農家と花屋をWEB上で直接つなぐプラットフォーム「CAVIN」を提供している会社です。これまでは、生産者→市場→仲卸→花屋という流れだったものを、花屋が生産者から直接仕入れることができるシステムを生み出しました。

CAVINを利用することで、生産者さんは育てた花を自分で決めた価格で出品し、花屋さんはお店に必要な花を必要な分だけ、いつでも仕入れることができるんです。
従来の生花業界では流通が縦割りされていて、生産者さんのこだわりや花屋さんの声がブラックボックス化していました。

そこでCAVINでは流通の最適化を図り、生産者さんと花屋さんのコミュニケーションを可能にしたことにより、マーケットインの生産や仕入れ、そしてフラワーロスの削減にも貢献。
特に、これまでの業界構造では直接つながることができなかった生産者と花屋が、顔の見えるやりとりができるようになり、メッセージでもつながることができるようになりました。

生産者には花屋からの感謝の言葉やフィードバックを、花屋には生産者の花の生産にまつわるストーリーや花の取り扱い方を伝えられています。
CAVINでは生産者さんと花屋さんの距離感をグッと縮め、新しい花業界を目指しているとのこと。
このサービスを通じて福岡で作るお花がより多く広がっていくのかもしれません。

日本の花がハワイで即完売に!

CAVINの取引先であるハワイの花屋2号店オープンとコラボレーションして、2022年10月16日(日)に、Fukuoka Growth Nextで生産者と花屋をつなぐオフラインイベントが開催されました。

同日ハワイでは、オープニングパーティが開催され、会場はCAVINを通して出荷されたものも含むたくさんの花で装飾されました。イベント時には、ハワイとオンラインでつながれCAVIN初の海外とのミートアップイベントとなりました。

新店舗の店内の様子や、輸出した花をつかったブーケ作成、Q&Aなどを実施し、日本の花屋と生産者、ハワイの花屋の交流をはかりました。

ハワイでは日本の花の質の高さを評価いただいており、即完売するほど人気なのだと言います。

イベント会場には、約40名の生産者と花屋が参加。
ハワイとの交流後は、会場で生産者と花屋のミートアップを実施しました。生産者さんと花屋さんの間でお互いに新たなニーズの発見があったり、生産者同士で生産に関わるナレッジシェアができたりと、花屋同士での新たな出会いなどが生まれ、これまでにはなかった花を通じたつながりをそれぞれが楽しんでおられました。

実際にイベントに参加した方たちの声を集めてみました。

・自分が育てた花がハワイに届いている様子を実際にみることができて、自分の花を輸出したんだ、という実感がわきました!もっと花を届けたい、という気持ちになりました!(生産者)
・ハワイでの店舗づくりが参考になりました!(花屋)
・日本の花がハワイまで綺麗な状態で届けられていることがすごいなとおもいました!(花屋)
・日本の花のクオリティが世界的にも評価されていることを再認識できました(花屋)
・日本の技術を世界に出していくチャンスを感じました!(生産者)
・これまでなかった、生産者と花屋の交流ができて、これからの生産の励みになりました!(生産者)
・これまではメッセージでやりとりしていた生産者さんとお会いできて、どんな方が作っているのかしれてとてもよかったです(花屋)
・自分の花を買ってくれている花屋さんとお話しできて、とても刺激的なじかんでした!(生産者)

CAVINは引き続き、このようなイベントを開催していく予定なのだそうですよ。これから先、日本の花が世界に広がっていくのが楽しみです!

【株式会社CAVIN
福岡県福岡市中央区赤坂3-9-24 Girasole赤坂 3F
https://cavin.ooo/

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