米原子力空母「ロナルド・レーガン」が艦載機の訓練公開 沖縄近海への展開、中国の海洋進出念頭か

 米海軍は28日、原子力空母「ロナルド・レーガン」に沖縄県内の報道機関などを招き、艦載戦闘機の発着艦訓練の様子などを公開した。

 第70任務部隊・第5空母打撃群司令官のマイケル・ドネリー少将がインタビューに対応し、同空母の沖縄近海を含む太平洋地域への展開について「米国の立場としては平和的な解決を第一に考える。空母がこの地域に常駐することがメッセージになる」と語った。海洋進出を図る中国などが念頭とみられる。

 参加者は嘉手納基地からC2A輸送機で沖縄南方200マイル付近の空母まで移動。アレスティングワイヤによる着艦やカタパルト(飛行機射出機)の離陸を取材した。

(ジャン松元、写真も)

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