ブリッツェン小野寺が初の個人総合優勝 自転車JCL

個人総合優勝を果たしたブリッツェンの小野寺(中央)=山口県美祢市(チーム提供)

 自転車ロードレースの国内シリーズ戦「ジャパンサイクルリーグ(JCL)」は30日、山口県美祢市で今季最終第12戦の「秋吉台カルストロードレース」を行い、宇都宮ブリッツェンの小野寺玲(おのでられい)(27)=鹿沼市出身=が初の個人総合優勝を決めた。

 小野寺は2016年にブリッツェンに加入。平たんなコースのタイムトライアルを得意とし、今季は山岳コースなどロードレースでも健闘。2勝、2位4回と安定した成績を残した。

 JCLは来月13日に沖縄県で行われる「ツール・ド・おきなわ」でポイント獲得が可能だが、2位以下が小野寺を逆転できる可能性が消滅したため優勝が確定した。

 ブリッツェン勢による国内主要シリーズ戦の個人総合優勝は2012年の「Jプロツアー」を制した増田成幸(ますだなりゆき)以来10年ぶり。

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