角田裕毅、アクシデントのダメージでリタイア「リカルドの愚かなミスで、入賞のチャンスを失った」/F1第20戦

 2022年F1メキシコGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅はアクシデントにより50周でリタイアした。13番グリッドから1周目に11番手に上がり、ファーストスティントはそのポジションを維持。タイヤ交換の後、16番手からポジションを上げていき、46周目には11番手を走っていた。しかし後方からソフトタイヤでプッシュしてきたリカルドが、角田をオーバーテイクしようとした際に接触。角田はマシンにダメージを受けてピットインし、そのままリタイアしなければならなかった。

 スチュワードはこのインシデントを調査した結果、「リカルドが角田をパスしようとした試みは、タイミングが遅すぎたとともに楽観的すぎ、リカルドに完全に非がある」と判断、リカルドに10秒のタイムペナルティおよびペナルティポイント2を科した。

2022年F1第20戦メキシコGP 角田裕毅(アルファタウリ)とダニエル・リカルド(マクラーレン)

■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
決勝=リタイア
13番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム

 今日のリザルトは本当に残念です。あの時までタイヤのマネジメントが本当にうまくいっていて、最終スティントを自信をもって走っていました。(リカルドの)あのような愚かなミスによってレースが終わってしまったことに本当にがっかりしています。ダニエルは違う戦略で走っていたので、もっと後になってから楽に前に出ることができたでしょう。あれほど経験豊かなドライバーが、不可能なエリアで追い越しを試みるなんて、本当に腹立たしいです。

 僕たちはポイントフィニッシュに近づいていました。今の僕たちにとって、ポイントはとても貴重なのです。

 今週末、ポジティブな要素をいくつか見つけることができましたが、今はリセットして、次のブラジルにもっと強くなって戻って来る必要があります。

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