溶け合う満天の星と夜景 『雲仙仁田峠プレミアムナイト』 長崎

妙見岳展望台から星空と島原半島の夜景を楽しむ参加者=雲仙市小浜町

 長崎県雲仙市小浜町の雲仙仁田峠の夜を楽しむ2時間のバスツアー「雲仙仁田峠プレミアムナイト」が29日夜、2年ぶりに始まり、参加者は秋の星空と、光に照らされる幻想的な紅葉を楽しんだ。予約制(有料)で11月6日まで毎夜2回運行する。
 雲仙観光局主催。通常は夜間通行止めの市道小浜仁田峠循環道路を限定開放するイベントで春、夏、秋に実施してきたが、新型コロナ禍で2020年秋を最後に中止していた。
 初日は計80人が雲仙温泉街をバスで午後7時と8時に出発。仁田峠展望所でロープウエーに乗り換え、保安灯に照らされる鮮やかな紅葉を眼下に眺めながら標高1300メートルの妙見岳展望台へ移動した。展望台では満天の星と島原半島の夜景を楽しんだ。
 天体好きで大村市から両親と参加した菅藤志歩さん(11)=同市立西大村小5年=は「空いっぱいの星に感動した。次はミヤマキリシマの時季のツアーに参加して春の星座を見たい」と声を弾ませた。予約は雲仙観光局(電0957.73.3434)。大人3500円、小学生2500円。
 11月6日まで土日祝日の日中は渋滞解消のため、車での同循環道路通行は事前予約制(有料)。申し込みは同観光局ホームページから。


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