【北京共同】中国国家統計局は31日、景況感を示す製造業購買担当者指数(PMI)が10月は49.2だったと発表した。前月から0.9ポイント下落し、好不況を判断する節目の50を2カ月ぶりに下回った。
16~22日に開かれた共産党大会に合わせ、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための移動制限が厳しくなり、企業活動に影響したとみられる。生産、新規受注ともに落ちこんだ。輸出向け受注も振るわなかった。
習近平指導部の3期目が発足したが、経済の下押し圧力は深刻だ。当局は厳格な「ゼロコロナ」政策を続けており、先行きの不透明感は強い。