米中外相が電話協議 首脳対面会談へ地ならし

ブリンケン米国務長官(左)、中国の王毅国務委員兼外相(いずれもロイター=共同)

 【ワシントン共同】ブリンケン米国務長官は30日、中国の王毅国務委員兼外相と電話会談した。国務省が発表した。バイデン米大統領は11月にインドネシアで開かれる20カ国・地域首脳会議(G20サミット)などに合わせ、中国の習近平国家主席と就任後初の対面会談を検討しており、両外相は首脳会談の実現に向けた地ならしをしたとみられる。

 ブリンケン、王両氏は意思疎通を継続し、対立が続く米中関係を、責任を持って管理する必要性について協議した。両外相の協議は、9月23日にニューヨークで対面会談して以来。首脳会談で想定される論点の整理を進めたもようだ。

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