松本潤主演「どうする家康」初回放送日が決定。東海地区先行ビジュアルも公開

松本潤が主演を務め、NHK総合ほかで2023年放送の大河ドラマ「どうする家康」(日曜午後8:00、初回は15分拡大)の初回放送日が、2023年1月8日に決定。今後公開するメインビジュアルに先駆けて、東海地方向けの“東海先行ビジュアル”も解禁された。

ドラマの脚本は、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズ、「相棒」シリーズ(テレビ朝日系)、「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズ(ともにフジテレビ系)などで知られる古沢良太氏が担当。誰もが知る歴史上の有名人である徳川家康の生涯を、新たな視点で描いた波瀾(はらん)万丈のエンターテインメント時代劇だ。

今回の先行ビジュアルは、物語の主な舞台の一つとなる東海地方の視聴者に向け、期待をもってもらえるようにと制作されたもの。今後、東海地方のさまざまな場所で、ポスターやサイネージとして掲出される予定だ。

松本は「何枚も連続してシャッターが切られるなかで、若い頃の家康公が『どうする』と、揺れて、迷って、翻弄(ほんろう)される心境のように、自分の感情にも揺らぎを感じながらビジュアルの撮影をしました。東海地方の至るところで見ていただけると思いますので、見るたびに“『どうする家康』、いよいよ始まるな!”と思っていただけたら幸いです。ぜひ、楽しみにしていてください」とメッセージを寄せている。

デザインを担当したGOO CHOKI PARは「ブルーの衣装をまとい、力強い一歩を踏み出す家康。若々しく柔和な印象だが、その目の見据える先には激動の戦乱の世が迫っている。家康の周囲に起こるさまざまな事象と、渦巻く人々の情念。色彩のにじみや混ざり合う抽象形態と、強くたたずむ家康の写真をコラージュすることで“どうする”と思考を巡らしながらも、新しい時代を見据える家康のりりしい生きざまを描きました」と作品に込めた思いを語る。

加えて「この『ブルー』の世界は、家康が育った三河の藍染の色からインスピレーションを得ています。美しいブルーの衣装は、人物デザイン監修の柘植伊佐夫さんに制作いただきました。松本さんにも制作意図を深くご理解いただき、撮影時には、演じる家康像に基づいた表情や体の動きのアイデアをたくさん提案していただき、われわれの想像をはるかに超える美しいその一瞬が生まれました」と期待以上の作品となったことを伝えている。

制作統括の磯智明チーフプロデューサーは、ポスタービジュアルの意図について「まだ若き青年期の松平元康が、戦乱の渦へと飛び込むイメージです。色調は、家康が愛した三河・遠江・駿河の海を想起させるブルーです。(名古屋市にある)徳川美術館には、家康が実際に着ていた浴衣が残されています。浅葱色でカニのイラストがプリントされた、とてもチャーミングでかわいいデザインです。人物デザインの柘植伊佐夫さんは、この浴衣もヒントに、家康がまとう衣装を浅葱色に近いブルーにしました」と解説し、「しかも草木で手染めしています。風になびく着物からは、大地や自然の草木が匂い立つようです」と出来栄えに十分な手応えを得ている。

© 株式会社東京ニュース通信社