加藤和樹、新境地を開いたツアーファイナル公演! 来年2月には東京、大阪公演を開催!

加藤和樹がNEWミニアルバム『Nostalgia BOX』を引っ提げてのツアー『Kazuki Kato concert Tour 2022-nostalgia-』のファイナル公演を10月29日、30日の2日間、渋谷PLEASURE PLEASUREにて開催した。

大阪、名古屋、福岡、東京の4箇所で開催された同ツアーは、『Nostalgia BOX』に収録されている楽曲を中心に構成され、等身大の大人のサウンドとともに次のステージへと進化し、新境地を開いた加藤和樹のコンサートとなった。 コンサートは、加藤和樹&THE Sonics(Piano:吹野クワガタ / Gt:田口慎二 / Ba:川渕文雄 / Dr:髭白健)のバンド編成で、オープニングではジャジーにアレンジされたウォーキングベースのイントロから始まる「Lost Time」。マイナーキーのダークなベースラインから、ドラム、ピアノ、ギターが重なりバンドのグルーヴが構築され、会場が一気に大人のサウンドに支配されていき、加藤和樹はTHE Sonicsの立体的な音像のなかで自身の声の高音と低音を使い分けたボーカリゼーションで楽曲の世界観を表現していった。

ライブ中盤のカバーコーナーでは「Waving Through a Window」を披露。2017年のトニー賞で作品賞や作曲賞を獲得したブロードウェイミュージカル「ディア・エヴァン・ハンセン(Dear Evan Hansen)」の楽曲だ。静と動の楽曲構成からなるダイナミズムを、メロディに乗せて優しくそして力強く歌唱した。

そしてNEWミニアルバム『Nostalgia BOX』の各楽曲では、ノスタルジック、故郷というイメージを元に、回顧しながら新たな道を歩んでいくというアルバムの世界観を、同期なしの“裸の”ネイキッドなサウンドで表現。リード曲の「ノスタルジックオレンジ」では加藤和樹の歌と会話するように、ピアノ、ベース、ギターが折り重なっていき、後半ではバンド全体がダイナミックに盛り上がっていく展開が構築され、繊細かつ力強く歌う加藤和樹のエモーショナルな歌声とともに、会場は感動的な温かみのあるオレンジ色の空間に包まれていくようであった。ライブ終盤、オリジナル楽曲の配信シングル「Fight」が披露されると、ギターのカッティングとタイトなリズム隊のグルーヴィなサウンドでコンサートの盛り上がりもピークに。続けて「Laugh&Peace」が披露され、前半はレゲエ調のアレンジ、後半はラテン調のリズムアレンジで、リズミカルなサウンドでオーディエンスの体が揺さぶられ、会場が熱い空間となっていき本編は終了した。 アンコールでは、来年2月に東京と大阪で開催される『Kazuki Kato NAKED 2023』と、吹野クワガタをピアノに迎えたトーク&ライブ『Kazuki Kato 〜Thank you for coming! 3〜』が発表された。そして「皆さんの明日が輝かしい幸せな1日になりますように」と自身が作詞・作曲した「また明日」をラストに披露し、コンサートは幕を下ろした。

加藤和樹コメント

今回、新しいミニアルバムを引っ提げてのツアーということで、『Nostalgia BOX』の楽曲を表現することは、自分自身の挑戦でもありました。そして新たにリアレンジされた楽曲、カバー曲も含めて、シンプルな音像のなかで自分のボーカルをコントロールすることは難しくもありましたが、楽しむこともできました。各地ツアーを回って改めて自分は音楽が好きなんだなと感じましたし、『Nostalgia BOX』のそれぞれの楽曲の世界観をライブで皆さんにも感じていただけたらとても嬉しく思います。また2月にお会いできるのを楽しみにしています。

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