冬囲いのこつ学ぶ 高田城址公園で市民団体 剪定や縄結び体験

 上越市高田城址公園の桜保全活動に取り組む市民団体「桜プロジェクトJ」は29日、同公園の桜見本園で冬支度講習会を開いた。
 青花園(同市寺町1)の樹木医、江口純一さんが講師を務め、冬囲いの実演や参加者による縄結び体験などを行った。

アジサイの剪定を実演する江口さん(左)。枝刈りのこつや、作業を楽に進めるための道具活用も教えた

 2年前の大雪を受け、昨年から実施している冬支度講習会。江口さんはアジサイの剪定(せんてい)を実践。新しい芽を残しつつ、太い枝や枯れた枝を刈り込むことや、刈る枝の長さは自分の胸元程度にすると作業が楽なことなどを解説した。
 ホームセンターで売っている荷物を束ねるロープを活用することで縄で縛る作業も楽に進められるなど、役立つテクニックも伝授した。
 桜プロジェクトJリーダーの鈴木敏男さんは「分かりやすく、ためになる講習会となった。今年の冬も雪が多い予想なので、参加者には有効活用してほしい」と願った。

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