岡山北、西、南の3商工会は、各会員の飲食店を共同で支援するデジタルクーポン事業を11月1日に始める。事業に参加する店を無料通信アプリ・LINE（ライン）で「友だち」登録した人に、30日までの期間中、登録店で繰り返し利用できる割引クーポンを発行する。各店のリピーター獲得につなげる狙い。
和食、ラーメン、カフェなど、経営者が会員となっている岡山、総社市、岡山県早島町の計31店が参加。クーポンは、登録店での飲食代が千円以上の場合に200円引きとなる。各店舗やチラシ広告などにあるQRコードをスマートフォンで読み取るとラインが起動し、「友だち」登録すれば受け取れる。
原材料価格の高騰などに苦しむ飲食店をサポートしようと、岡山県の補助金を活用して企画。クーポンの期間後も集客が図れるよう、登録した人に店から随時メッセージを発信できるラインを採用した。3商工会は「地域の飲食店と消費者の結びつき強化に役立てば」としている。
問い合わせは岡山南商工会（086―296―0765）。
