
【上海共同】中国は31日午後、南部海南省文昌の発射場から宇宙実験施設「夢天」を運搬ロケット「長征5号B遥4」に搭載して打ち上げた。国営通信新華社が伝えた。独自に建設中の宇宙ステーションに接続させる計画で、成功すればステーションの外観はほぼ完成する。米国に対抗して宇宙開発を加速する。
中国メディアなどによると、夢天は長さ約18メートルで、直径最大4メートル超、重量は約23トン。宇宙飛行士が実験などを行う。
中国は7月下旬、別の実験施設「問天」を宇宙ステーション「天宮」の中核部分に接続させた。夢天も連結する予定。