小田川の工事費用が計画より約94億円増加 審議会は事業継続を「了承」 岡山・倉敷市

岡山県倉敷市などを流れる小田川と高梁川の合流点を付け替える工事についてです。工事費用が4年前の計画と比べて約94億円増えたことを受けて、審議会が開かれ専門家らが事業の継続を了承しました。

審議会には河川工学の専門家など11人が出席しました。

小田川の合流点付け替え工事は、2018年の西日本豪雨を受けて計画を前倒しして工事が進められています。

31日の審議会で、岡山河川事務所は2018年の計画について工事の内容などを見直したため、事業費が約94億円増え約474億円になると説明しました。

これに対して委員からは「同じような工事をする際は事前の調査を徹底し予算を大幅に上回らないようにしてほしい」「工事を止めて治水効果をなくしてはならない」などの意見があり、事業の継続を了承しました。

小田川の付け替え工事は2023年度末に完了する予定です。

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