ANA、3年ぶり中間黒字 行動制限なく移動活発化

 ANAホールディングスが31日発表した2022年9月中間連結決算は、純損益が195億円の黒字(前年同期は988億円の赤字)だった。中間期としては、新型コロナウイルス流行前の19年9月期以来3年ぶりの黒字。売上高は前年同期比83.4%増の7907億円だった。行動制限がなくなり、国内線が伸びたことが寄与した。

 国内移動の活発化で、鉄道も恩恵を受けた。22年9月中間連結決算を同日発表したJR東日本とJR東海も純損益が黒字転換した。

 ANAは水際対策の緩和で国際線も回復した。23年3月期の連結純利益も210億円から400億円に上方修正した。

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