政府、来年分ワクチン確保へ調整 年1、2回必要との予想も

新型コロナウイルスのワクチンのアンプルから注射器に移す作業=9月、東京都港区

 政府が2023年も新型コロナウイルスワクチンの接種が続くことを想定し、必要な量の確保に向け企業との交渉や予算の調整を始めたことが31日、関係者の話で分かった。来年以降の接種の方針は定まっていないが、年に1、2回追加接種が必要になると予想する専門家の声があることや、流行の波が繰り返し起こる可能性に備える。

 政府が公表している方針は、流行「第8波」に備えるため、年内完了を目指してオミクロン株対応ワクチンの接種を12歳以上の全ての人を対象に実施するところまで。

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