
大阪急性期・総合医療センター(大阪市住吉区)は31日、身代金要求型コンピューターウイルス「ランサムウエア」によるサイバー攻撃を受け、システム障害により電子カルテが使えなくなっていると発表した。外来診療や、緊急性の高いものを除いた一部手術も停止している。
同センターは大阪府の基幹災害医療センターに指定されており、災害時の救急医療などに24時間対応することになっている。心臓内科など36の診療科があり、病床数は865床。この日は入院や外来患者合わせて最大千人の診療に影響したという。システムが使えない状況が当面続く見通しで、災害や救急対応は近隣の病院に依頼する。
